九谷焼 香炉 赤絵立涌紋 架谷庸子(福島武山一門 赤絵細描)

価格: ¥66,000 (税込)
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架谷庸子(はさたにようこ)香炉

繊細に描かれた赤絵の超絶技巧

【福島武山一門継承者たち】 九谷焼の世界において赤絵細描の第一人者であり、今、最も希少な作品とも言われる赤絵細描作家、巨匠 福島武山先生に師事し九谷赤絵細描の技術を学ぶ福島武山一門の一人として注目される女性絵付作家、架谷庸子(はさたにようこ)の描く赤絵細描は師である福島武山の正確で繊細な線描を見事に継承し、彼女の描く作品はまさに線1本、1本の美しさが魅力の作品となります。曲線を多様したデザインは伝統的な赤絵細描に愛らしさというエッセンスが加わった新たな赤絵細描の表現とも言えます。毛髪よりも細い線描、その線の精度は写真で見ることでより繊細さを感じることができるできる仕上がりです。極まて均等な線幅、美しく伸びる直線、均一のリズムを打つ小紋、すべてにおいて完成度の高い赤絵細描作品は今、手にすべき作品だと言っても過言ではない作品だと思います。作品ごとに絵柄の構図や色の濃淡に少しづつ違いがございますことご了承お願い致します。
※鑑賞専用の香炉となりますので実際にお香焚くことはご遠慮下さい。

【主な陶歴】昭和56年生まれ
平成30年 全国伝統工芸品公募展 日本商工会議所会頭賞
令和3年 伝統九谷焼工芸展 振興協会賞






九谷焼作家とは「作家もの」と呼ばれる展覧会等で高い評価を得ながら自身の作品の美術的価値を高めていく九谷焼作家として作られる作品です。作家ものは一般商品とは性質が異なり、あくまでも美術品、アート的な要素が強い作品群となります。偶然、目にした作風に一目惚れすることや、作家個人の作品に対する想いに共感したりと、お気に入りの作家ものと出会う理由は様々かと思います。基本的には一人のアーティストの表現の形となりますので対象となる作家それぞれのファンになる形でご支援頂けることが個々の作り手の励みとなります。皆様のご支援や応援が世界での活躍、また人間国宝や文化勲章等の最高峰の栄誉を得るプロセスの大きな要因となります。ぜひ応援頂ける九谷焼作家を見つけて頂けましたら幸いです。和座本舗は将来性のある作家を厳選し紹介していきたいと考えています。






九谷焼の一般的なイメージは「派手な焼物」と言われる事が多い。まさにその通りだと思います。三百五十年以上も前に、この石川県の地で焼物が作られたが鉄分を多く含む陶石を使っていたことからその性質上、真白な色の焼物にならず見栄えを良くする為に絵が描かれた事が九谷焼のルーツだと伝えられています。九谷焼は彩色することにより焼物に価値を見出したのです。以降、加賀百万石、前田家の豪放華麗な文化の中で、その加飾技術は磨き上げられ今日の絢爛豪華な作品の数々が生み出されました。そして明治期に輸出用の作品として贅沢に金を用い描かれた作品が現代の九谷焼の「派手」なイメージの基になっていることは間違いありません。もちろん九谷焼の中にも染付(藍と白)で描かれたシンプルな作品も多々あります。しかし最近になり感じるのは九谷焼の派手過ぎるくらいの彩色が持つデザインの強さ、近年、無駄はできるだけ省きシンプルを求めるデザインが多い中で、この九谷焼の無駄とも思えるくらいの加飾(かしょく)あえて過色(かしょく)とも言い替えることができる過度なまでのデザインには華やかな日本の文化を垣間見る事ができると思えるようになりました。JAPAN KUTANI、明治期、世界が賞賛したのは原色鮮やかで煌びやかな九谷、その華やかな色絵の文化こそ九谷焼が持つ最大の魅力だと思います。




作家 架谷庸子(はさたに ようこ)
素材 磁器
サイズ 径 約7.0cm 高 約9.0cm
外装 桐箱
備考 -
作品のお取り扱い方法 こちらの作品は観賞用美術九谷焼となりますので、通常の香炉としてお使い頂くことはご遠慮下さい。床の間などに飾られます場合、敷布や台を置いた上に飾って頂くと設置面の傷を防ぎます。



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