両手で招く愛らしい姿が魅力です 立体的な絵付けでデコラティブに描かれたデザインが九谷焼の置物らしい存在感を感じさせてくれる招き猫です。作品名にある「盛(もり)」とは九谷焼の置物の特徴でもある「盛(もり)技法」と呼ばれる絵付技法により彩色された作品です。盛技法は粘度の高い絵具をデコレーションケーキにクリームを絞り出す方法と同じ要領で厚く盛り上げる絵付技法となり、その盛り上がった絵具により生まれる立体的な紋様や風合いは、どこか謎めいた神秘的な美しさを創りだします。手仕事での彩色ですので若干、色の濃淡(ムラ)がありますことご了承下さい。 ※製作に使用されています磁器粘土に含まれる鉄分が焼成後に小さな黒い点として作品表面に見られる事と粘土の粒子による小さな凹凸がある場合がございますこと、ご了承お願い致します。また薄い色合いの絵具で塗り込まれている部分には塗ムラや濃淡がありますこともご了承お願い致します。 ※ご紹介中の作品写真は撮影用の作品となりますので実際お求め頂く作品と色の濃淡や絵柄の配置位置などに若干違いがございますことご了承お願い致します。 |
招き猫、縁起物の中でも特に古来より日本人に愛されてきた縁起物であることは間違いありません。そして招き猫の中でも九谷焼の招き猫は特に金運に良いとされ多くの商い人により大切にされ今日に至ります。栄華を誇った加賀百万石の時代・歴史を歩んできた事も、そう語り継がれる要因の一つと云われています。 九谷焼には置物を専門に製作する職人がいます。生活空間の欧米化にともない置物を飾る場所や習慣が減少傾向にある現在、置物製作に携わる職人の数もそれにともない減ってきています。非常に高度な造形技術、そして彩色技術を必要とされる専門的な仕事を完全にこなせる熟練した職人は現代では大変希少な存在です。また技術の習得に時間を必要とする為、若手後継者が少ないのも事実です。しかし近年、再び縁起物という日本古来のパワーアイテムが注目され始めたことで置物職人の技が活かされる機会も増え始めてきており伝統の継承という未来への光が少しづつ見え始めてきています。 決してお安い作品達ではありませんが多くの皆様からのご支持を頂戴し高評価をいただいております。お求め頂きました全ての皆様が笑顔になって頂くことが縁起物の使命だと私達は考えます。長い歴史の中で継承されてきた独特なデザイン、そして重厚でありながらもどこか愛嬌のある作品の数々をご検討頂けますことお願い申し上げます。 |
右手で招いている招き猫は「金運・財運」を招くと云われています。また左手で招いている招き猫は「人・ ご縁」を招くと云われています。挙げている手の意味を知って作品選びをされると作品への愛着も増し運命 の招き猫と出逢えるかもしれません。例えば開店御祝、起業御祝などの場合は右手を挙げている猫を、また 新築御祝、就職御祝などには左手を挙げている猫をお選びになられることをお薦めいたします。 ちなみに私が一番最初に購入したのは右手を挙げている招き猫でした。 |
九谷焼の置物に見られる独特な絵付技法「盛(もり)」、そのデザインは個性的であり、一見してグロテスクな印象さえ受けるが、この凝縮した超濃密なデザインパターン、良く見ると荘厳かつ絢爛豪華な装いに見えてくる。この技法が多く用いられた明治期、海外への輸出用の作品に描かれたことで一気に広まったと言われている。 絵付は筆ではなく左写真のように絞り袋により下写真(左)の盛絵具と言われるクリーム状の特殊な絵具で描かれる。例えるならケーキの生クリームでの装飾と同じ手法です。絞り方の絶妙な強弱により華やかに描き出される紋様は見事な存在感を創りだします。下写真(右)は絞り袋の先端に付けられる金属製の抽出口ですが使い続けると先端の穴が削れ広がる為、均一な美しい線を描く為に頻繁に交換を要する実に贅沢な技法でもあります。 絵付でありながら2次元での表現ではなく3次元(立体)での美しさの表現は単に鮮やかな色彩のコントラストではなく、立体的な文様それぞれが創りだす陰影さえも作品の美しさとなるのが「盛(もり)技法」の最大の特徴であると言えます。 |
九谷焼には置物を専門に製作する職人がいます。生活空間の欧米化にともない置物を飾る場所や習慣が減少傾向にある現在、置物製作に携わる職人の数もそれにともない減ってきています。非常に高度な造形技術、そして彩色技術を必要とされる専門的な仕事を完全にこなせる熟練した職人は現代では大変希少な存在です。また技術の習得に時間を必要とする為、若手後継者が少ないのも事実です。しかし近年、再び縁起物という日本古来のパワーアイテムが注目され始めたことで置物職人の技が活かされる機会も増え始めてきており伝統の継承という未来への光が少しづつ見え始めてきています。縁起物が日本の伝統文化を代表する作品の一つとしてもっと多くの方々に知って頂き触れて頂ける機会を和座本舗は創造していきたいと思います。 |
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