卓越した線描の強弱がみせる深みのある絵、繊細な小紋、躍動感のある生き物、瑞々しさを感じる草花、独創的なデザインではないが全てのモチーフの特徴を強調する描写が魅力の山田義明(やまだよしあき)氏。磁器の白さと色絵の華やかさ、絶妙な余白の使い方で仕上げる作品は鮮烈な色合いの九谷焼でありながらも上品で静かな印象を感じることができる作品が多いです。伝統的な九谷焼のデザインに真摯に取り組む姿が作品から伝わる職人気質溢れる作家の一人です。
【主な陶歴】昭和23年生まれ
平成10年 創造展「東京都知事賞」受賞
平成14年 日本伝統工芸展入選作宮内庁お買上
平成19年 第60回創造展「文部科学大臣賞」受賞
平成20年 日本伝統工芸展入選作宮内庁お買上
九谷焼の花瓶は飾り花瓶としての要素が強いのでお花を飾るよりも、花瓶単体を飾って頂くことをお薦め致します。もちろんお花も飾って頂けますので、花瓶の絵柄がお花の雰囲気を邪魔してしまう場合は花瓶の裏面を正面に向ける事でシンプルな花瓶としてお使い頂けます。花瓶を置く場合は敷布などを敷いて頂きますと接する面に傷をつける事を防ぐ事ができます。