武腰一憲(たけごしかずのり)円熟味を増し武腰ブルーと呼ばれるエキゾチックな色彩の作風は更なる高みを極めようとしています。「いっけんさん」と親しみを込め仲間内から呼ばれる姿は物腰柔らかで優しい雰囲気、しかし絵付作業をするその姿は鬼気迫るものがあります。独自の感性を磨き続け、新たな九谷焼の色彩美を追求し続ける姿勢からは次世代の九谷焼の歴史を背負う覚悟を垣間見ることができます。人物のシルエット、風景の陰影、時間の流れを感じることができる色彩感、どれをとっても際立つ美しさです。
飾り絵皿は鑑賞用として製作されていますので食器としてのご使用はご遠慮下さい。
【主な陶歴】昭和31年生まれ
平成7年伝統九谷焼工芸展 大賞
平成16年・20年・24年日展審査員
平成25年日展評議員就任
平成26年第53回日本現代工芸美術展 文部科学大臣賞受賞