三ツ井為吉 九谷焼 香炉 色絵双鳥(WAZAHONPO-52024)

価格: ¥297,000 (税込)
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九谷焼 香炉 色絵双鳥 三ツ井為吉


最も九谷焼らしい作品と誰もが言う。古九谷の色絵を脈々と伝え、技を継承する作家、三ツ井為吉(みついためきち)氏、丁寧に描かれる花鳥の図と小紋の組み合わせは、まさに九谷焼の真髄と言っても過言ではありません。磁器の白さを活かした余白のバランスと濃厚な九谷和絵具の組み合わせが生み出す生粋の和の美。九谷焼らしさを追求した一つの完成形をここに見ることができます。決して華やかさがあるわけではありませんが、眺めている時間とともに静かに心に染みてくる美しさがある作風となります。日本人だからこそ感じることのできる静寂の美、凛とした風情をご堪能頂ければ幸いです。個人的なことになりますが、古典的なデザインの九谷焼作品の中で一番最初に心惹かれたのが三ツ井為吉氏の作品です。もう17年も前の話ですが。
※鑑賞専用の香炉となりますので実際にお香焚くことはご遠慮下さい。

【主な陶歴】昭和10年生まれ
昭和62年 内閣総理大臣表彰を受ける
平成6年 アメリカ N.Y Switzer Galleyにて個展
平成14年 スミソニアン博物館にて個展
平成17年 エドワード・ギャローデット賞受賞






九谷焼作家とは「作家もの」と呼ばれる展覧会等で高い評価を得ながら自身の作品の美術的価値を高めていく九谷焼作家として作られる作品です。作家ものは一般商品とは性質が異なり、あくまでも美術品、アート的な要素が強い作品群となります。偶然、目にした作風に一目惚れすることや、作家個人の作品に対する想いに共感したりと、お気に入りの作家ものと出会う理由は様々かと思います。基本的には一人のアーティストの表現の形となりますので対象となる作家それぞれのファンになる形でご支援頂けることが個々の作り手の励みとなります。皆様のご支援や応援が世界での活躍、また人間国宝や文化勲章等の最高峰の栄誉を得るプロセスの大きな要因となります。ぜひ応援頂ける九谷焼作家を見つけて頂けましたら幸いです。和座本舗は将来性のある作家を厳選し紹介していきたいと考えています。







九谷焼の一般的なイメージは「派手な焼物」と言われる事が多い。まさにその通りだと思います。三百五十年以上も前に、この石川県の地で焼物が作られたが鉄分を多く含む陶石を使っていたことからその性質上、真白な色の焼物にならず見栄えを良くする為に絵が描かれた事が九谷焼のルーツだと伝えられています。九谷焼は彩色することにより焼物に価値を見出したのです。以降、加賀百万石、前田家の豪放華麗な文化の中で、その加飾技術は磨き上げられ今日の絢爛豪華な作品の数々が生み出されました。そして明治期に輸出用の作品として贅沢に金を用い描かれた作品が現代の九谷焼の「派手」なイメージの基になっていることは間違いありません。もちろん九谷焼の中にも染付(藍と白)で描かれたシンプルな作品も多々あります。しかし最近になり感じるのは九谷焼の派手過ぎるくらいの彩色が持つデザインの強さ、近年、無駄はできるだけ省きシンプルを求めるデザインが多い中で、この九谷焼の無駄とも思えるくらいの加飾(かしょく)あえて過色(かしょく)とも言い替えることができる過度なまでのデザインには華やかな日本の文化を垣間見る事ができると思えるようになりました。JAPAN KUTANI、明治期、世界が賞賛したのは原色鮮やかで煌びやかな九谷、その華やかな色絵の文化こそ九谷焼が持つ最大の魅力だと思います。





作品のお取り扱い方法

こちらの作品は観賞用美術九谷焼となりますので、通常の香炉としてお使い頂くことはご遠慮下さい。床の間などに飾られます場合、敷布や台を置いた上に飾って頂くと設置面の傷を防ぎます。
作家 三ツ井為吉(みついためきち)
素材 磁器
サイズ 径 約11.5cm 高 約12.0cm
外装 桐箱
備考 -


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