九谷焼 抹茶茶碗 赤絵市松文 有生礼子(福島武山一門 赤絵細描)(WAZAHONPO-52083)

価格: ¥55,000 (税込)
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九谷焼 抹茶茶碗 赤絵市松文 有生礼子(福島武山一門 赤絵細描)


有生礼子(ありせれいこ)赤絵細描を描く女流作家。本来の九谷焼で描かれる赤絵細描を忠実に継承する正確な筆使いで描かれる丁寧な赤絵。まさにDNAと言えるのかもしれません。九谷焼の世界において赤絵細描の第一人者であり、今、最も希少な作品とも言われる赤絵細描作家、巨匠 福島武山先生を父に持つ真な継承者が有生礼子氏です。生まれながら、その赤絵細描という至高の技術の傍で育ってきた環境は修練だけでは得がたい感性に何かしらインパクトを与えていることでしょう。今後の活動に注目が集まる女流作家の一人であることは間違いありません。

【主な陶歴】1971年生まれ / 2011年 福島武山工房に入り父・福島武山に師事 / 北陸新幹線金沢駅待合室陶板制作

抹茶茶碗、和食器の中でも特別な器のひとつです。和食器の種類の中でも特別な格付けで取り扱いが行われる器が2つあります。一つは、ぐい呑・盃の酒器、そしてこの抹茶茶碗です。先の酒器も抹茶茶碗も器のサイズ的には他の食器に比べ大きいわけでもなく、また頻繁に使う用途がある器でもありません。しかしながら和食器のカテゴリーにおいては頂点に君臨し、格式高い器の代表として取り扱いが行われます。酒器、抹茶茶碗に共通して言えることは古来より宝物的な接し方により扱われて経緯から実用性よりも美術的価値のある器として存在してきたことが今日の扱われ方の由来だと思われます。現代においても、そのコレクション性の高さから多くの方々に愛される酒器・抹茶茶碗、こと抹茶茶碗に関しましては九谷焼の器は「わびさび」の部分ではなく華やかな茶会の華として場の雰囲気や茶人の会話の種として使われることが多いようです。土の素朴な風合いの器と相対する九谷の抹茶茶碗、この作風もまた茶席の大切なアイテムなのかもしれません。場所や季節によりお道具、設えを整える茶席において揃えておいて頂ければ幸いな器の一つであって欲しいと願います。






九谷焼作家とは「作家もの」と呼ばれる展覧会等で高い評価を得ながら自身の作品の美術的価値を高めていく九谷焼作家として作られる作品です。作家ものは一般商品とは性質が異なり、あくまでも美術品、アート的な要素が強い作品群となります。偶然、目にした作風に一目惚れすることや、作家個人の作品に対する想いに共感したりと、お気に入りの作家ものと出会う理由は様々かと思います。基本的には一人のアーティストの表現の形となりますので対象となる作家それぞれのファンになる形でご支援頂けることが個々の作り手の励みとなります。皆様のご支援や応援が世界での活躍、また人間国宝や文化勲章等の最高峰の栄誉を得るプロセスの大きな要因となります。ぜひ応援頂ける九谷焼作家を見つけて頂けましたら幸いです。和座本舗は将来性のある作家を厳選し紹介していきたいと考えています。







九谷焼の一般的なイメージは「派手な焼物」と言われる事が多い。まさにその通りだと思います。三百五十年以上も前に、この石川県の地で焼物が作られたが鉄分を多く含む陶石を使っていたことからその性質上、真白な色の焼物にならず見栄えを良くする為に絵が描かれた事が九谷焼のルーツだと伝えられています。九谷焼は彩色することにより焼物に価値を見出したのです。以降、加賀百万石、前田家の豪放華麗な文化の中で、その加飾技術は磨き上げられ今日の絢爛豪華な作品の数々が生み出されました。そして明治期に輸出用の作品として贅沢に金を用い描かれた作品が現代の九谷焼の「派手」なイメージの基になっていることは間違いありません。もちろん九谷焼の中にも染付(藍と白)で描かれたシンプルな作品も多々あります。しかし最近になり感じるのは九谷焼の派手過ぎるくらいの彩色が持つデザインの強さ、近年、無駄はできるだけ省きシンプルを求めるデザインが多い中で、この九谷焼の無駄とも思えるくらいの加飾(かしょく)あえて過色(かしょく)とも言い替えることができる過度なまでのデザインには華やかな日本の文化を垣間見る事ができると思えるようになりました。JAPAN KUTANI、明治期、世界が賞賛したのは原色鮮やかで煌びやかな九谷、その華やかな色絵の文化こそ九谷焼が持つ最大の魅力だと思います。








作品のお取り扱い方法

磁器の器ですので、特別なお手入れの必要はございません、絵付の美しさ保持の為、食器洗浄機でのご使用はご遠慮下さい。絵付部分はできるだけ他の器に触れないように置いて頂きますと傷がつきにくく最良の状態で長くお使い頂く事ができます。洗浄後は十分乾かしてからご収納下さい。

作品によりましてはカンニュウと呼ばれる焼物特有の細かいヒビがある為に長くご使用頂いておりますと変色する場合がございます。焼物の味わいでもありますが食器用漂白剤をお使い頂く事でご使用前の状態に近づける事ができます。
作家 有生礼子(ありせ れいこ)
素材 磁器
サイズ 径 約12.3cm 高 約7.8cm
外装 桐箱
備考 -


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